必ずお読みくださいABOUT

ガラスの厚さを
シミュレーションします

【1】お客様が入力した条件に対して、一般的に使用されているガラスの厚さを回答しています。

シミュレーションの流れシミュレーションの流れ

【2】計算プログラムの概要

ベテランのガラス加工従事者ガラス販売従事者が、あらゆるサイズに対する標準的な厚さデータを洗い出し、ガラスの厚さを算出できるプログラムを構築しました。単なる破損強度の計算だけではなく、見た目の安心感や過剰に重くならないことなども考慮した総合的な観点で計算しています。 また、枠や点だけで支えるシミュレーションパターンについては、想定の荷重を与えた場合に発生する応力と撓みを、一般的な材料力学に基づいて算出し、板ガラスの許容応力と比較することによって破損する危険がないかを二次的にチェックしています。

【3】シミュレーション結果はガラスが割れない事を保証をするものではありません。

この世に割れないガラスは存在しません。あくまでも一般的な家具製造現場や建築デザインにおいて、よく使用されている厚さを示したものであることをご理解ください。また、木材や金属材に比べてガラス強度は個体によるバラツキが多いことも予めご了承ください。
【該当しないガラスについて】
 ①シミュレーション結果は、透明フロートガラス及び強化透明フロートガラスに該当し、その他のガラス表面に凹凸のあるガラスは強度が落ちるため想定していません。
 ②特に、型板ガラスやスリガラスは同じ厚さでも半分以下の耐荷重になることもあるため棚板やテーブルには適していません。

対象となる用途

【1】テーブルトップ

テーブルトップ
○
住宅のリビングテーブル、ダイニングテーブル、学習机・オフィス用デスク

以下の荷重を考慮して計算してあります。

  • ①人が手やひじを置いて荷重がかかる。
  • ②大きいサイズの場合、設置時にガラスの自重でたわんで破損したり、移動時に動的な荷重がかかって破損する可能性がある。
△
レストランや飲食店など(不特定多数の人が使用する食卓)

家庭用よりも突発的な荷重がかかる可能性が高く、万が一割れた場合に重大な事故につながるリスクがあるため、シミュレーション結果よりも厚めのガラスを選ぶことをお勧めします。

×
工作用の作業台や重量物を置くテーブル

様々な条件下での使用が考えられるため、当シミュレーターでは想定していません。発生する荷重と危険率に応じたガラスの厚さを別途専門家と話し合って選定して下さい。

支持方法(3種類から選択)

①全面支持

木材や石材などで出来た、平滑で頑丈なテーブルトップの上に載せるガラス

全面支持 全面支持

理論上は極薄いガラスでも、下で支えるテーブルトップがへこんだり壊れない限り、大きな荷重がかかってもたわみが発生しないのでガラスが割れることはありませんが、ハンマーで打ちつけるなど、瞬間的に小さな面積に大きな力が作用すると割れる場合があります。
<算出基準>平滑で頑丈なテーブルトップの上に載せることを想定しています。
<凸部や波打ちがある場合>全面が波打っていたり、凸部がある場合はシミュレーションできません。
<ハネ出しがある場合>多少のハネ出しがある場合でも同じ結果です。
<窪みがある場合>多少の窪みがある場合でも同じ結果です。

②4方枠支持

ガラスの周り1センチ程度を全周(4辺)支えるテーブルトップに載せるガラス

4方枠支持 4方枠支持

金属の4方フレームに載せるガラスや無垢材の掘り込み部分にはめ込むガラスです。また、4方枠だけではなく、それと同程度の面積でしっかりした桟や下地で支える場合でも同じ結果となります。
<算出基準>安全強度計算においては、ガラスの大きさに関わらず、中央付近に30kgの短期集中荷重がかかった場合に破損しないか材料力学に基づくチェックを行っています。

③分散支持

ガラスの4隅だけ、両端だけ、または中心付近を点で支えるなど、ガラスの厚さが最も必要な構造で使うガラス

分散支持 分散支持

不確定要素が大きいため持ち出しが極端に大きい場合や、ガラスの強度でバランスを取るようなデザインの場合は参考程度にしていただき、専門家の意見を取り入れて厚さの選定を行ってください。

<算出基準>安全強度計算においては、4隅を点で支える形状で、ガラスの大きさに関わらず、30kgの短期集中荷重がかかった場合に破損しないか材料力学に基づくチェックを行っています。

【2】棚板の場合

壁面に設置する左右2本の棚受けによって支えられる棚板が対象です。

棚板
対象となる用途
左右2本の棚受けによって支えられる棚板

奥行きが20~30㎝程度ならダボによる4点支持でも同等の結果と考えられます。 ほとんど何も置かない飾り棚からキャットウォークまで3種類の荷重に対して試算できます。
※上記のイラストを参考にしてください。

要注意
3本目の棚受けを検討してください

極端に細長い棚板の場合や、飲食店のボトル棚など特に大きな荷重がかかる場合は、左右だけではなく中間にも適切な支えが必要な場合があります。

対象外
左右2辺支持以外の場合

片持ちや長辺だけを挟み込むだけの取付方法の場合は、左右で支えるよりも大きな荷重がガラスにかかるため、表示された結果よりも厚いガラスを選ぶ必要があります。別途お問合せ下さい。

載せるものの重量(3つから選択)

①軽量物

ほとんど何も載せないか、ぬいぐるみやフィギュアなど合計1~2kg以下の長期荷重

軽量物 軽量物

もし、突発的な荷重(例えば人が倒れ込んだり子供がぶら下がったり)がかかった場合は簡単に破損する危険がありますのでご注意ください。

<算出基準>安全強度計算では合計積載2kgが全体に散らばって設置された場合の長期荷重を仮に与えて強度計算チェックを行っています。

②中量物

洋服や食器などを展示するための棚板

全面支持 全面支持

ショールームや店舗において不特定多数の人が使用する場合に乱雑に物を載せる可能性もあることも加味していますが、特に安全性が必要な場所で使用する場合は、飛散防止フィルムを併用するなど検討ください。

<算出基準>合計10kgの物を長期分散荷重させる場合と中心付近に5kgの短期集中荷重がかかる場合の2種類の強度計算を行っています。安全係数を高めに設定したチェックを行いました。

③重量物

食器を重ねて置いたり、洋酒のボトルなどを展示する場合

全面支持 全面支持

安全係数を高めに設定しているため、強化ガラスのみの結果表示となっていますが、支え方や使い方によっては普通ガラスでも使用できる場合があります。ご予算を抑えたい場合はお問い合わせください。

<算出基準>キャットウォークとして壁面に設置する場合にも参考になるよう、50kgの荷重に対して破損しないか、強度計算を含めております。長期荷重に対しては100kgの分散荷重にて安全計算を行っております。

ガラスのサイズについて

サイズイメージ サイズイメージ

①センチとミリを別々に入力してください。
②ガラスには模様がありません。縦横を逆に入力していただいても同じ計算結果となります。
③棚板のタテヨコについては長辺の両端で支える場合を想定しています。もし、逆に長い辺に棚受けを使う場合はより割れにくくなりますので、場合によって表示結果の厚さよりも薄いガラスが使えるかもしれません。

シュミレーション結果について

普通ガラスと強化ガラス、それぞれの場合に使用される一般的な厚さを回答しています。
単価完成納期は、オンラインショップ「ガラスの自動販売機」のものです。
テーブルでも棚板でも強化ガラスが使われることが多いですが、予算を抑えたり、納期を早める必要がある場合に普通ガラスも利用されています。

シミュレーション結果イメージ シミュレーション結果イメージ

一般的な厚さとは

建築設計や家具製造者が一般的によく使う厚さを表示しているとお考えください。 割れない保証値ではなく一般的に使用される平均的な厚さをお答えしています。

一般的な暑さイラスト
シミュレーター